認知症講演会を開催しました
- 学術活動
3月4日(月)当院職員を対象に、認知症講演会を開催しました。
認知症患者数は近年増加の一途をたどっており、日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人、65歳以上の高齢者の約7人に1人と推計されています。
認知症の予備軍である「軽度認知障害(MCI: mild cognitive impairment)」と推計される約400万人を合わせると、高齢者の約4人に1人が認知症あるいはその予備群ということになります。
こうした状況を踏まえ、下記を目的に、講演会を開催する運びとなりました。
~目的~
・認知症患者様のご家族に患者様への対応を理解していただく。
・認知症と軽度認知障害(MCI)の進行予防を考える。
~プログラム~
【精神科医師】認知症の症状について、認知症の困った症状への対応について
【臨床心理士】認知症の検査について
【作業療法士】認知症予防に効果のある運動療法について
【管理栄養士】認知症を防ぐ食事について
上記の当院職員が、テーマに沿って説明を行いました。
それぞれとても分かりやすく、なおかつ興味深い内容で、様々な観点から認知症への理解を深めることができました。
今後、患者様とそのご家族を対象に、この認知症講演会を実施していければ、と考えております。