第10回東区地域福祉推進フォーラムにて認知症予防講演会を行いました
- 学術活動
12月3日(火)、東区社会福祉協議会様主催のもと、東区プラザにて第10回東区地域福祉推進フォーラム 東区で知っていこう!認知症「予防」の今とこれから~認知症予防に効果のある体操と食生活~が開催されました。
140名の方々にご参加いただきました。
はじめに座長鈴木雄太郎理事長からはアルツハイマー型認知症の脳の変化や軽度認知障害(MCI)、認知症予防の大切さの説明を行いました。
演者渡邉晴香医師からは「これって認知症?異変やサインを見逃さないために」と題し、本人や家族の「異変」や「サイン」の実際の例をあげて説明を行いました。
その段階で病院へ行くことの大切さや、家族を病院へ連れていく際の声がけのポイントの説明を行いました。また、家庭でできる認知症検査を参加者の皆様と一緒に行いました。
演者佐藤直美作業療法士からは「やってみよう!コグニサイズ~認知症予防のための運動療法について~」と題し、体を動かしながら脳も動かす「コグニサイズ体操」を参加者の皆様と一緒に行いました。足踏みをしながら数を数え一定の数では手を叩いたり、数を引いたりし、参加者の皆様もリラックスしながら行い笑顔が見られました。また、脳トレとして野菜やお肉のお金を計算して1000円でカレーは作れるかの計算や、間違い探しの紹介等を行いました。
八藤後昭代管理栄養士からは「食事で防ごう認知症」と題し、長寿の方が多い地中海沿岸地域の食事法を例にとり、認知症を予防する為の具体的な食材や体にいい油、よくない油の説明を行いました。
また、「料理は脳トレになる」ことを説明し、塩分が少ないかつ簡単に作れるレシピの紹介を行いました。
終了後のアンケートでは、「認知症を考える年齢になっていることを実感し、予防の大切さや早めの受診の重要さを学びました。」「コグニサイズを今後実践していきたいと思う。」「認知症予防に食事が大事なことが良く分かりました。面倒くさがらず料理も頑張って作りたいと思います。」「非常に分かりやすい内容でどれも理解できました。」
といった嬉しいご意見を沢山いただきました。
お忙しい中、ご参加いただきました皆様本当にありがとうございました。
また、このような機会を設けていただいた東区社会福祉協議会様に感謝申し上げます。ありがとうございました。