外来のご案内

初めて受診される方へ

精神科は原則として予約制です。※内科は予約なしで受診していただけます。
心身の疾患に罹患された患者様について、可能な限り迅速に対応いたしますのでご相談ください。
受診をされる方は、事前に電話予約をお願いいたします。
電話番号:025-274-6311(予約受付時間 9:30~16:00)
初めての方は、相談員(精神保健福祉士)が受付しますので、診療についてのお悩みなどもご相談ください。
医療相談室

診察時にお持ちいただくもの

  • 保険証
  • お薬手帳
  • 紹介状(同様の症状で他病院に通院されていた方は、必ず紹介状の準備をお願いいたします。)

当院で診療を行なっている主な病気や状態

  • うつ病・躁うつ病
  • 睡眠障害、不眠症
  • パニック症、強迫症、社交不安症などの不安障害
  • 認知症とその予備軍である軽度認知障害(MCI)
  • 青年期(15歳~)以降における発達障害(自閉スペクトラム症、社会的コミュニケーション症、注意欠如・多動症など)
  • 統合失調症
  • ひきこもり状態
  • 適応障害(仕事や学校でのストレスによる落ち込みや不安)

うつ病(躁うつ病)専門外来

うつ病は、日本人の約15人に1人が一生に一度は経験するといわれ、誰にとっても非常に身近な病気です。しかし、うつ病は躁うつ病と違う病気であることがわかってきたものの鑑別しにくいことや(表)、近年では「新型うつ病」等と呼ばれる概念の広まりがあり、専門家でも診断が難しい病気です(図)。うつ病の発症には遺伝要因、ストレス、生育・生活環境、身体的な要因、性格など多くの要因がいくつも関わっていると考えられ、ひとりひとりの患者さんに則した「見立て」と治療が必要になります。また、最近の研究によると、女性だけでなく男性でもみられる更年期障害や認知症、糖尿病などもうつ病の原因になることがわかってきており、こうした病気も見逃すことなく治療することがうつ病の改善に必要だと考えられています。
当施設では、長年、「うつ病専門外来」を担当している専門家が、アメリカ精神医学会の診断基準DSM-5を基本としつつ、更に患者さんの性格(パーソナリティ)や取り巻く環境を含めて個々に「見立て」を行った上で診断を行っています。また、治療においては、軽症のうつ病では、なるべく薬を使用しないようにしております。どうしても薬物治療が必要な場合には、国内外の最新の知見を取り入れ、副作用など身体の負担を考慮して最小限の薬を使用するよう努めております。
はじめて精神科を受診される方はもちろん、これまで他の医療機関で治療されたものの十分に良くならない方も遠慮なくご相談ください。

表 うつ病と躁うつ病の違い
大うつ病 躁うつ病
(双極性障害)
生涯有病率 10~15% 1%
性差 女性>男性(女性が2倍) 女性=男性
発症年齢 あらゆる年代で発症 10~20歳代での発症が多い
遺伝の影響 小さい 大きい
薬物療法 抗うつ薬 気分安定薬
(原則抗うつ剤単独での治療はしない)
うつの症状 精神科医でも識別できない

図 うつ病診断の難しさ
図 うつ病診断の難しさ

発達障害

これまで、発達障害と呼ばれてきた自閉スペクトラム症、社会的コミュニケーション症、注意欠如・多動症は、中学生の頃までは「かわった子だ」と周囲から思われていても、診断や支援を受けることなくなんとか生活していることが多いようです。しかし、高校生になると、地域を超えた新しい友達関係が増えたり、アルバイトや進学、就職活動などをきっかけとして、対人関係の問題が明らかになることが多いため、この時期においてご本人の発達特性について理解しておくことが、将来の進学や就職活動において大切になってきます。また、こうした発達特性が原因で、成人になっても人間関係がうまくいかず転職を繰りかえしたり、就職できずひきこもってしまうことも少なくありません。
当院では、高校生(16歳)以上を対象に、発達障害の診断(検査)と治療、支援を行っております。また、発達障害を抱えていると、家族関係、他人との人間関係や仕事、勉強などがうまくいかないことから、うつ病や適応障害、不安障害、不眠症などが2次的に出現してしまうこともあるため、こうした2次障害に対する治療も行っております。

自閉スペクトラム症・社会的コミュニケーション症の特徴

社会性・コミュニケーションの問題

  • 他人への関心がうすい
  • 相手の気持ちが読めず思ったことをずばっと言ってしまう
  • その場の空気を読めない
  • ひととの関わり方が一方的である
  • 冗談を真に受けてしまう、自分の興味のあることを一方的に話す
  • 話がまとまらない、思っていることをなんでも口にする

想像力の問題

  • 仕儀や勉強で応用がきかない
  • 2つ以上のことを同時にできない
  • 抽象的なことを理解できない
  • 常識がわからない、ルールに従えず自己流となってしまう
  • 不器用である・ひとつのことに集中すると他を忘れてしまう

その他

  • 音、光、臭いに敏感である
  • 応用が利かないがそれに比べて記憶力や計算力の能力が高い

注意欠如・多動症(ADHD)の特徴

多動性

  • 授業や仕事中におちつかず、座っているのが難しい
  • しゃべりだすと止まらない、一方的にしゃべる
  • 夢中になると周りがみえない

衝動性

  • 会話や順番待ちの時に、横から割り込み待つことが難しい
  • 相手の話が終わらないのに、話し始める

不注意

  • 課題や活動に必要なものをなくしてしまう、忘れっぽい
  • 課題や活動を順序だてて行うことが難しい
  • 同じことを繰り返すのが苦手
  • 忘れ物や約束を忘れることが多い
  • 勉強や仕事で細かいところまで注意を払わない、うっかりミスが多い
  • 部屋の片づけを始めても集中できないため終わらない
  • 話しかけられても、聞いていないようにみえる
  • 仕事や遊びでも、注意が続かず最後までやり通せない

不安症専門外来

不安症とは過剰な恐怖および不安と、それを逃避および回避しようとする行動傾向を特徴とする疾患群です。恐怖とは、今、目の前に迫っている脅威に対する情動反応であり、不安とは、将来の脅威を予期することです。不安症の人はこれらの脅威を過剰に避けようとし、この回避行動が正常な不安を不安症に移行させることがわかってきています。
不安症には、限局性恐怖症、社交不安症、パニック症、広場恐怖症、全般不安症などがあります。また、強迫症や心的外傷後ストレス障害(PTSD)も不安症と類似した病態を持つと考えられており、これらの治療にはその治療には薬物療法と心理療法(特に認知行動療法)の併用が推奨されています。
当施設では、長年、「不安症専門外来」を担当している専門家が、アメリカ精神医学会の診断基準DSM-5に基づいて診断するとともに、更に一人ひとりの患者さんの環境要因、思考や行動パターンを評価することで、個別の治療計画を立て、診療にあたります。

限局性恐怖症

特定の者や状況に対する過剰な恐怖を特徴とする疾患です。限局性恐怖症の人が恐れる対象には、状況(閉ざされた空間、高所、飛行機など)や自然環境(嵐、雷、水など)、動物(ヘビ、昆虫、クモなど)、身体的な危害(怪我、出血、注射など)などがあります。

社交不安症

他の人からマイナス評価を受けること(恥をかくこと)を恐れ、社交場面(人前で話をする、人前で食事をする、人前で字を書くなど)を避けることを特徴とする疾患です。

パニック症

繰り返される、死ぬのではないかと思うような突然の強烈な自律神経活動の高まり(パニック発作:動悸、呼吸苦、めまいなど)と、発作が起こることへの過剰な不安を特徴とする疾患です。

広場恐怖症

助けが得られない状況でパニック発作やその他の身体的問題が生じることを恐れ、そのような状況を避けることで行動範囲が狭まることを特徴とする疾患です。広場恐怖症の人が恐れる状況は、公共交通機関の利用や広い場所、囲まれた場所(映画館など)、列に並ぶことや群集の中にいること、家の外に1人でいることなどがあります。

全般不安症

日常生活における多数の出来事や活動についての過剰な不安と心配が6ヶ月以上続くことを特徴とする疾患です。パニック発作に類似した軽い発作を繰り返すほか、心配が絶えないため、緊張感や疲労感、集中困難、イライラ、頭痛や肩こり、不眠などを伴うことも多いです。

強迫症

不安や苦痛を引き起こす考えが繰り返し頭に浮かび(強迫観念)、その不安や苦痛を打ち消すために特定の行動を繰り返す(強迫行為)ことを特徴とする疾患です。汚染・洗浄タイプ(汚れを気にして繰り返し手を洗う)、確認タイプ(戸締りや火の元の確認が止められない)、順序・対称タイプ(「まさにぴったり(just right feeling)」と感じられるまで順序や対称性を整える)、縁起タイプ(不吉な数字を避ける、おまじないを唱える)など様々なタイプがあり、複数のタイプが併存することもあります。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

九死に一生を得るような体験や、実際に重傷を負う、性的暴力の被害に遭うなどのトラウマ体験の後に1ヶ月以上持続する不安、恐怖を特徴とする疾患です。侵入症状(トラウマ記憶のフラッシュバック(再体験)や悪夢)、過覚醒症状(怒りっぽくなる、警戒心が強くなる、音などに過敏になる)、気分の陰性変化(自分を責める、未来が短くなったような感覚)、回避行動(トラウマ記憶を思い出さないようにする、思い出させる物や状況を避ける)などの症状を伴います。

精神科セカンドオピニオン外来

セカンドオピニオン外来とは

病院等で診療を受けられている患者様が、現在の診断・治療法等について他の病院・医師の意見を聞き、患者様ご自身が今後の治療法等を決定される際の判断材料とすることです。

ご予約について

完全予約制です。ご希望の方は、事前に電話予約をお願いいたします。
相談員(精神保健福祉士)が受付いたします。
医療相談室

持参いただきたい資料等

  • 診療情報提供書
  • 各種検査データ(画像データ、検査所見(心理検査結果等))
  • 同意書(患者様のご家族のみが受診される場合)

診察について

原則、患者様ご本人の受診をお願いいたします。
やむを得ない事情により患者様が受診できない場合は、ご家族様のみの受診も可能です。ご家族様のみが受診される場合は、同意書が必要になります。
診察時間は概ね30分~1時間程度です。

料金について 1回につき

診察料金は21,600円(1回につき)です。
※健康保険は適用されず、自費診療となります。

セカンドオピニオン外来をお受けできないケースについて

  • 最初から当院へ転医を目的とした場合
  • 主治医が了解していない場合
  • 主治医に対する不満、訴訟に関する場合
  • 死亡した患者様を対象とする場合
  • 相談に必要な資料を持参できない場合
  • 患者様の年齢が12歳未満の場合(小学生はお受けできません)

精神科 診察時間・担当医師

診療時間
午前 鈴木雄太郎
福井弘恵
渡邉晴香 鈴木雄太郎 福井弘恵
午後 鈴木雄太郎 橘 輝 鈴木雄太郎

※新規予約受付時間は、平日(月~金)9:30~16:00です。

よくあるご質問

Q.カウンセリングは行っていますか?

当院では現在のところ、カウンセリングは実施していません

Q.女性の先生の診察希望です。可能ですか?

患者様のご要望にお応えしたいのですが、原則として患者様側で診察する医師を選ぶことはできません

Q.職場に提出する診断書、福祉サービスを利用するために診断書が必要なのですが、診断書作成のための受診は可能ですか?

個々のご事情により判断いたしますので、まずはご相談ください。

内科外来

対象となる症状・疾患

下記のような方が対象になります。

  • かぜをひいてしまって早く治したい。インフルエンザも心配。
  • 血圧が高いといわれて、かかりつけ医を決めて治療を考えたい。
  • コレステロールや血糖・尿酸、肝機能などが健診で異常値がでたので受診したい。
  • 花粉症でアレルギーの薬が欲しい。
  • 最近胸やけや胃もたれなど、胃腸の調子が悪くて治したい。
  • 便秘で困っている。
  • 太ってしまって健康のために痩せたい。
  • 最近物忘れが多くて認知症になるのをなるべく予防したい。

上記のように感冒・インフルエンザ・喘息・花粉症等の呼吸器系・アレルギー性疾患などから高血圧・糖尿病・脂質異常症など生活習慣病、逆流性食道炎・胃炎・胃潰瘍・便秘症・肝炎等の消化器系疾患など、内科疾患全般の外来診療に対応しております。また肥満は生活習慣病を含め他の病気を引き起こしたり・悪化させる大きな要因であり、当院では定期的な栄養士からの栄養指導を中心とした治療に取り組んでおります。また、生活習慣病等内科系疾患の悪化が認知症のリスクとなることから、内科疾患のある方はこれらを治療しつつ、どのような食生活を送れば良いか医師・栄養士から具体的にアドバイスしていきます。認知症になっても、当院の特徴である精神科と密に連携し、治療に速やかに移行できます。

その他

  • 特定健診
  • 各種ワクチン接種(インフルエンザワクチン・肺炎球菌ワクチンなど)

健診・ワクチン接種に関しては予約が必要となりますので、詳細はお問い合わせください。

当院で可能な検査

血液検査・レントゲン写真・心電図・脳波・腹部エコー

当院の内科診療の方針

  • これまで以上に地域医療への貢献と、かかりつけ医としての役割をはたし、幅の広い診療にあたることを目標としております。
  • 的確な診断を行い、患者様が安心できるよう、その疾患・治療についてわかりやすく説明を行い、ご理解頂いたうえで治療を進めていきます。
  • 診断に苦慮する症状や、入院・手術を含め高度な医療を必要とする患者様には、近隣の総合病院や専門医に速やかに紹介します。

患者様へのメッセージ

患者様の訴えを親身になって聞き、心から安心してもらえる治療を心がけ、スタッフ一同、日々真剣に診療に携わっています。また、患者様が受診しやすい環境を整え病院内で快適に過ごしてもらえるよう心がけております。
お気軽に様々な体の不調についてご相談下さい。

内科 診察時間・担当医師

診療時間
午前 鈴木健太 鈴木健太 黒田 毅 鈴木健太 鈴木健太
午後

※内科は午前中のみの診療で予約なしで受診していただけます。

院内の様子


受付

診察室前

診察室

ひだまりラウンジ

検査室

機能訓練室

医療相談室

当院では、相談員(精神保健福祉士)が患者様やご家族様の相談をお聞きし、お困りごとが少しでも解決できるようにお手伝いします。
下記の様なお困りごとがある際は、お気軽にご相談ください。

  1. 受診相談
  2. 利用可能な制度の紹介(障がい者手帳や障害年金、自立支援医療等)
  3. 経済的に困難な場合の支援
  4. 療養上のお困りごとに関する相談

医療相談室へのご相談はこちら

医療法人敬愛会 末広橋病院 医療相談室
相談時間:平日(月~金) 9:30~16:00